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Teradata Virtual Storage

多温度データウェアハウスの実現

Teradata Virtual Storage (テラデータ・バーチャル・ストレージ:TVS)は、Teradataデータベースのデータを格納するストレージを “仮想化” する技術です。ストレージを仮想化することによって、ストレージ全体があたかも巨大な 1つのプールのようにみなされます。これにより、多温度データウェアハウスが実現します。データの温度は、アクセス頻度、更新頻度、データ保守、データの鮮度といった要因によって決定され、データはいつでも最適なセクターに配置されます。よって、常に優れたパフォーマンスを発揮します。

主な特長

  1. 最新のディスクを少しずつ増設したり、異なるサイズ/パフォーマンス特性のディスクを混在させる。
  2. ディスクのパフォーマンスを自動的に識別し、データを最適なセクターに格納する。
  3. 時間の経過にともなって変化するデータへのアクセス頻度に応じて、自動的にデータを最適なセクターに移動する。

異なるサイズのディスクの混在

これまで、1つのクリーク内で使うストレージは同じ容量のディスクを使う必要がありました。Teradata Virtual Storage を利用することにより、同一クリーク内でも異なるサイズのディスクを混在させることができるため、空きスロットルを有効に活用して柔軟なシステム拡張が可能になります。

セクター・パフォーマンスの自動判別によるデータ格納先の最適化

ストレージ内の各ディスク・ドライブにはデータを記憶する円盤が入っています。I/O の最小単位であるセクターの数は、ディスクの外周と内周で異なります。図の例の場合、外側は 1回転で 12セクター I/O が行えますが、内側は 6セクター I/O しか行えません。円盤の回転速度は一定であるため、ディスクは外側のトラックにあるセクターがよりパフォーマンスがいいことが分かります。Teradata Virtual Storage は、ディスクのこの特性を上手く利用します。

データウェアハウス上に格納されるデータは、全てが均等にアクセスされるわけではありません。直近にロードされたデータや、日常的に活用するアプリケーションにひもづいたデータは頻繁にアクセスされますが、10年前のデータやコンプライアンスのためだけに保持しているデータはあまりアクセスされません。このように頻繁に使用されるデータをホット・データと呼び、逆にアクセス頻度の低いデータをコールド・データと呼びます。

このホットなデータをディスクのパフォーマンスの良い場所に格納し、逆にコールドなデータをディスクのパフォーマンスの低い箇所に格納すれば、全体最適化が促進されます。 ディスクの高速/低速のセクターを自動的に識別し、直近にロードされたデータやアクセス頻度の高いデータを高速なセクターに、また古いデータやアクセス頻度の低いデータを低速なセクターに自動的に配置します。

データの温度変化に伴う自動マイグレーション

ロードされたばかりのデータも時間と共に古くなります。またアプリケーションやデータウェアハウスの利用形態の変化に伴い、データの温度は常に変化します。このように時間と共に変化するデータの温度を監視して、自動もしくは手動のコマンドでデータを最適なセクターに再配置する Teradata Virtual Storageマイグレーションという操作を行います。このマイグレーションによって、データはいつでも最適なセクターに配置されるため、常に優れたパフォーマンスを維持することができます。

Teradata Virtual Storage が実現する“多温度データウェアハウス”とは

このように、データには温度があるという考えの基に、それぞれのデータが適切に管理されたデータウェアハウスを、“多温度データウェアハウス”と呼びます。データの温度は、アクセス頻度、更新頻度、データ保守、データの鮮度といった要因によって決定されます。多温度データウェアハウスを実現することで、システムの全体的なパフォーマンスを最大化するためにリソースの使用状況を最適化しますので、結果的にお客様の投資効果を最大限に生かすことができます。

関連リンク

ホワイトペーパー:Teradata Virtual Storage が実現するハイブリッド・ストレージの自動管理 ―SSD と HDD の混在ストレージ環境を最適化